ミナミノコングール（1993年生、母リッショウマナード）

ミナミノコングール（1993年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時8歳）と交配したリッショウマナードが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月25日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、メジャーフレンズに交わされて2馬身差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るザラントショウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月6日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のなでしこ賞（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したショーザウェイを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスリリングラブを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

6月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳900万下の白丁花ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島貞博騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4歳（1997年）

5月25日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下のタイランドカップ（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小島貞博騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小島貞博騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた11戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で小島貞博騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で小島貞博騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月5日、中7週で迎えた13戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月26日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパールクインを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月21日、中4週で迎えた17戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（12戦2勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。