カノヤカンザクラ（2012年生、母ウッドマンズシック）

カノヤカンザクラ（2012年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋寒桜」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したウッドマンズシックが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月28日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダノンジャンヌをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3歳（2015年）

2月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月3日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず最後はシゲルアオイマツリと並んで7着同着となった。

10月17日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

4歳（2016年）

1月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月4日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月6日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2017年）

2月19日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

7月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6歳（2018年）

2月27日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた19戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウインクリーヴに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月13日、中1週で迎えた20戦目は、ヒヤシンス特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトウカイリオナに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月25日、中1週で迎えた21戦目は、春キャベツのミルフィーユ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキャノンストリートに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、ソメイヨシノ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のカレンヴィットリアに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーホウレゼルヴに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月13日、中2週で迎えた24戦目は、薫風特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マコトルーメンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた25戦目は、若葉特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡村卓弥騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したジャジャンケンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた26戦目は、青梅特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡村卓弥騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月25日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、卒業旅行スタート特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡村卓弥騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた28戦目は、魅力満載の四国特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で岡村卓弥騎手（9戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7歳（2019年）

1月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岡村卓弥騎手（10戦5勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた30戦目は、銀不老豆特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で岡村卓弥騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。