アメジストブラック（2019年生、母アメジストリング）

アメジストブラック（2019年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+黒。本馬の毛色から」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時9歳）と交配したアメジストリングが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月12日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月9日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルイージスに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（2023年）

4月1日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月1日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマキシを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

2月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.A.ルメートル騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月23日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

6歳（2025年）

2月23日、中9週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファミリータイムに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4月12日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

5月18日、中4週で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの白川特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったアクアヴァーナルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

11月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。