クルワールデジール（2017年生、母クルナコーヴァ）

クルワールデジール（2017年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「信じる（仏）＋希望（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したクルナコーヴァが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳B。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって756万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3歳（2020年）

5月3日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた10戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた11戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデルマベリルに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月26日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の犀川特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロマンスストーリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のペリドット特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったビジョにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、なかのとハロウィンイベント特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた18戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、粟津賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた20戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。