テーオーフェアリー（2009年生、母チアズグレイス）

テーオーフェアリー（2009年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したチアズグレイスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地20戦1勝、地方12戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月30日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

3歳（2012年）

6月9日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月14日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2013年）

1月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテーオーアパタイトを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

1月14日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた8戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、孔雀座特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた9戦目は、仲の春賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トキノキングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、伊勢参賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のペガサスプリンスに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月18日、中1週で迎えた12戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた13戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、ガンバレ正史くん!（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹下太騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた15戦目は、麦飯賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹下太騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホウライエンパイヤに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、アイリス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹下太騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るガンバルデュランを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、直仁・久美子新婚ホヤホヤ記念（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で竹下太騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイワクラギンガを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

8月31日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月5日、中2週で迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のショウナンバーキンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5歳（2014年）

2月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた24戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月4日、中6週で迎えた25戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた27戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた29戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた30戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6歳（2015年）

2月28日、中9週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。