ブラックダンサー（2016年生、母クーリドフレイズ）

ブラックダンサー（2016年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時15歳）と交配したクーリドフレイズが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の大倉山特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前迫義幸によって864万円で落札された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月9日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のドナウデルタに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月27日、中6週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

3月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月22日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月11日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったスリーケープマンボに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月18日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月6日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴォイスオブジョイに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

12月7日、中4週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2020年）

1月19日、中5週で迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの巌流島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月8日、中8週で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鶴見特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクーファウェヌス決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月28日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、抜け出したファンタジステラにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2021年）

3月21日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1200m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月22日、中4週で迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のインザムービーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月7日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。