スギノブロッサム（2007年生、母ブライアンズビット）

スギノブロッサム（2007年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋開花」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時14歳）と交配したブライアンズビットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったジュエルオブナイルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴェリタスローズに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月29日、中9週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、4着に入った。

12月5日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2011年）

1月30日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた15戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアンフィルージュにハナ差届かず2着となった。

5月29日、連闘で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月17日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた18戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の飛揚特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた22戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したメイショウサバトを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5歳（2012年）

1月15日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月5日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアンフィルージュにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月3日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。