アップデート（2019年生、母ラヴィアンフルール）

アップデート（2019年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最新のものにする。時を重ねるごとに強くなっていくように」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時9歳）と交配したラヴィアンフルールが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月30日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3歳（2022年）

2月19日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスワヤンブナートに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2の京都新聞杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月26日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月28日、中8週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンシアウィッシュを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目を獲得した。

10月22日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4歳（2023年）

2月4日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘネラルカレーラを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月9日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの競馬法100周年記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2200m 外回り雨/不良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦2勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5歳（2024年）

1月6日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3000m 小雨/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの下鴨ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦2勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

8月10日、中9週で迎えた20戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。