クリノダイシス（2005年生、母リャマーダ）

クリノダイシス（2005年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマルカダイシス（当時12歳）と交配したリャマーダが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は徳重正幸。戦績は、中央平地11戦0勝、地方17戦2勝2着1回。2008年のたんぽぽ賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、徳重正幸から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって231万円で落札された。

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月16日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

12月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

3歳（2008年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノオウカンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムモッコスをクビ差制して2勝目を手にした。

3月29日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

9月10日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた8戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

12月14日、中8週で迎えた11戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2009年）

8月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた13戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミノチカラから3/4馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた15戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

5歳（2010年）

1月1日、中5週で迎えた18戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、こんだ薬師温泉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、重勝式発売開始記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた25戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた27戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月16日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた28戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。