テイエムモッコス（2005年生、母テイエムベッピン）

テイエムモッコス（2005年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い男（熊本弁）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時9歳）と交配したテイエムベッピンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地2戦0勝、中央障害4戦0勝、地方35戦9勝2着9回。2008年のたんぽぽ賞で2着に入った他、2009年のかんなづき特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3歳（2008年）

1月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノヨウスケから5馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノダイシスからクビ差の2着に惜敗した。

2月24日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雪/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ピサノガブリエルに3/4馬身交わされて2着となった。

8月13日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦の笠形山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったドラゴンホーラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 小雨/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノヨウスケから1馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中9週で迎えた8戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中6週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた11戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノビームから1馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中0週で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノビームに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた14戦目は、薫風特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキリシマスピードに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマーチに3/4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月1日、中2週で迎えた16戦目は、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノフクヒメに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテットウテツビからハナ差の2着に甘んじた。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマーチに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月27日、中3週で迎えた19戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた20戦目は、桜島特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテットウテツビから5馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイレントビートから3馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた22戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムフッカツに3/4馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサイレントビートに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のセントバニヤンに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセントバニヤンをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

12月31日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は村島俊策騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた27戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた28戦目は、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた30戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、新冠特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた32戦目は、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた33戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた34戦目は、JNB協賛シリーズ阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた36戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮平鷹志騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた37戦目は、KJ3の九州王冠（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮平鷹志騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた38戦目は、俵山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮平鷹志騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月29日、中1週で迎えた39戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮平鷹志騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた40戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は林陽介騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた41戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。