サイレントビート（2006年生、母ホーミングラヴ）

サイレントビート（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋鼓動」。毛色は鹿毛。種牡馬のサイレントハンター（当時13歳）と交配したホーミングラヴが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は戸田ゆり子。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方10戦1勝2着3回。2009年のかんなづき特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸田ゆり子から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、戸田ゆり子から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ヴォーグによって231万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月19日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コウエイハートに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のカシノレオンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた7戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノヨウスケから2馬身半差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（9戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（10戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月14日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムモッコスに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月3日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、文化の日特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月19日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた15戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムモッコスから4馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったソシアルセンプーから1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、師走特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2010年）

5月1日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、初夏特選（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。