ザサンアップライト（2017年生、母キネオソレイユ）

ザサンアップライト（2017年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「タロットカード『太陽』の正位置」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したキネオソレイユが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地5戦0勝、地方36戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2021年の一般B5。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額960万円（2.4万×400口）で一口馬主が募集された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は高野和馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

6月14日、中8週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず16着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた6戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタッデオに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた8戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、大桑川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノビルメンテに2馬身の差をつけて優勝

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のグリフレットに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマクルーバに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスマチルダに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、立春特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったカミルレに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、空見ふ頭賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったプリサイスショットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で村上弘樹騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペイシャティアラに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上弘樹騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメモリーソウルに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で村上弘樹騎手（8戦5勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で村上弘樹騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマートラミアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、ポルックス特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で村上弘樹騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、カストル特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、かに座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月23日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、埼玉県肉用牛経営者協会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボナジョルナータに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

12月24日、中3週で迎えた22戦目は、ぶらっと観光ときがわ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2022年）

4月4日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、いちじくのまち加須賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた26戦目は、金連花賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた27戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月9日、中2週で迎えた28戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた29戦目は、高崎ハム賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6歳（2023年）

1月13日、中2週で迎えた31戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウインカーマイン決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月17日、中4週で迎えた32戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた33戦目は、酒井忍引退記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2十十一十二（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた35戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、八重山吹賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた36戦目は、メイカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフェイダウェイを3/4馬身捉え切れず2着となった。

5月15日、中1週で迎えた37戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた38戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ジューンカップ（水沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7歳（2024年）

3月12日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。