スマートラミア（2017年生、母スマートソフィア）

Smart Lamia

2017.04.25

スマートラミア（2017年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシア神話の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したスマートソフィアが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。2021年のコスモス賞(A 牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月8日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

12月8日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

3月28日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

6月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

8月12日、中7週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C34 C41（門別ダート1600m 内回り 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C34 C41（門別ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた10戦目は、日高町水道協会賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた11戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、日高の星横手昇生誕70周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ペイシャバレーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルウッドアルプに約16馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアースエヴェリーナに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったメルヘンステージに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のマイネルソノリティに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

1月26日、中2週で迎えた16戦目は、雪だるま特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコマガイムに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月22日、中3週で迎えた17戦目は、こじし座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のソトコマタに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月23日、中1週で迎えた19戦目は、ペガサス座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、アルデバラン特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザサンアップライトに6馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、あすなろ杯（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったタイキワンダラスに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた23戦目は、蟹江特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴェルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中3週で迎えた24戦目は、鱚特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のクインズダルビーをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（10戦5勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定オープンのコスモス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

デビュー前

塚田隆男厩舎（名古屋）へ入厩。

9月3日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、アイオライトオープン（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。