ローレルアイリス（2017年生、母アドマイヤカグラ）

ローレルアイリス（2017年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花名。花言葉は吉報」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時14歳）と交配したアドマイヤカグラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2021年の矢田川特別(一般C13)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2020年）

9月2日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったペイシャタイムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るファーステストクーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、連闘で迎えた6戦目は、馳星周直木賞受賞記念浦河町特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（2021年）

1月27日、中3週で迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーバラウィニングに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月10日、中1週で迎えた10戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアリーカに6馬身の差をつけて制した。

2021年2月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4月10日、中7週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの平ヶ岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月9日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサトノジヴェルニーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

9月4日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリノをクビ差振り切って優勝

9月26日、中2週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月13日、中6週で迎えた16戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のルクルトをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月28日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2021ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジュビリーヘッドをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2022年）

2月13日、中6週で迎えた18戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦2勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中8週で迎えた20戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川又賢治騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた21戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川又賢治騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年6月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。