ピンクベゴニア（2001年生、母Pink Wedding）

ピンクベゴニア（2001年1月21日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋花の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデーンウイン（当時10歳）と交配したPink Weddingが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月22日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月20日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた4戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた9戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセットフレイズから6馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた11戦目は、三野宮勇騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエレガンスローズから7馬身差の2着となった。

12月4日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエレガンスローズから3馬身差の2着に敗北した。

12月12日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮勇騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のダイタクメッサーをアタマ差制して待望の初勝利を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月9日、中0週で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は三野宮勇騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた19戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で草地保隆騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた21戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のソプランニュレディをハナ差振り切って雨下の戦いを制した。

5月30日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた24戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月8日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた27戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネピルエットをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

8月29日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉淳志騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で千葉淳志騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で千葉淳志騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた33戦目は、賞金ハンデレース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で千葉淳志騎手（11戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で千葉淳志騎手（12戦2勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。