メイショウベッピン（2017年生、母メイショウオリビア）

メイショウベッピン（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+別嬪。非常に美しい女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時10歳）と交配したメイショウオリビアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は太陽牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2020年）

1月11日、中4週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入った。

1月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロゼキルシュを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月15日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったシホノレジーナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタガノブディーノをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2021年）

4月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2022年）

3月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの芦ノ湖特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したインフィナイトに3/4馬身届かず2着となった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（2023年）

4月9日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトランキリテに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブリュットミレジメを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月24日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7歳（2024年）

1月20日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの山城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムキタサンブラックカップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（4戦0勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2024年4月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。