チャーマー（2011年生、母ヴェルヴェットクイーン）

チャーマー（2011年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魅力的な人」。毛色は青鹿毛。種牡馬のストーミングホーム（当時13歳）と交配したヴェルヴェットクイーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回、地方26戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月2日、デビュー戦はM.バルザローナ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイセイパラゴンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったケープオブホープに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月26日、連闘で迎えた5戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したアレットに半馬身届かず2着に敗北した。

3月16日、中6週で迎えた6戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエゴイストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

6月1日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月20日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4歳（2015年）

1月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた14戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のSPAT4プレミアムポイント特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、星月夜特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の両神山特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた17戦目は、滑川町谷津田米生産者組合設立記念（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、かぼちゃ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、くらべ馬賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月30日、中0週で迎えた20戦目は、オパール特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤江渉騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、三面怪人ダダ杯（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤江渉騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、春待月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤江渉騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた23戦目は、一陽賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤江渉騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤江渉騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、アデュー2015賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤江渉騎手（11戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5歳（2016年）

1月7日、連闘で迎えた26戦目は、水仙特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤江渉騎手（12戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた27戦目は、酒々井賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で藤江渉騎手（13戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた28戦目は、節分特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で藤江渉騎手（14戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた29戦目は、春麗特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で藤江渉騎手（15戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月10日、中0週で迎えた30戦目は、サンゴ賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で藤江渉騎手（16戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた31戦目は、陽春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で藤江渉騎手（17戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた32戦目は、桜草特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で藤江渉騎手（18戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で藤江渉騎手（19戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月27日、中1週で迎えた34戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で藤江渉騎手（20戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

6月2日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、緑区ハナミズキ記念（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた36戦目は、南風特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月27日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、橋本七夕まつり記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（21戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の新涼特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた39戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の埼玉の美味しい梨「彩玉」賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。