ヤマニンオドラント（2018年生、母ヤマニンカルフール）

ヤマニンオドラント（2018年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+良い香り(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時9歳）と交配したヤマニンカルフールが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2十。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

3月6日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。7着に終わった。

2021年8月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリリーホワイトに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーマジックに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイテレスヴェターに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月26日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、キリン一番搾り生ビール賞（盛岡ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツキサエルに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグローリアスマイアに1馬身3/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2023年）

9月17日、約22か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた9戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた10戦目は、一般B1（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦5勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。