グルーオン（2005年生、母ヤマタケポロン）

グルーオン（2005年1月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「クォークを繋ぎとめる力の粒子」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したヤマタケポロンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の成田特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニューヨーカーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

10月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（2008年）

4月27日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3月22日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

8月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスカーレットダイヤ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったラミアクイーンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月25日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハギノリベラに半馬身交わされて2着となった。

10月30日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたロケットダイヴ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月21日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（6戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のニシノシャイナーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6歳（2011年）

1月10日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のロジサイレンスをハナ差振り切って制した。

3月19日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。