ニューヨーカー（2005年生、母スピードアイリス）

ニューヨーカー（2005年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ニューヨークの人」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したスピードアイリスが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着5回、中央障害10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったグルーオンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

10月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったマイネルレギメントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2008年）

3月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたシンボリローレンス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月4日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリノーンランプに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月26日、中6週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたダッシュアキチャン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月7日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月2日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルネオスをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

12月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた18戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（2010年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で高野和馬騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月7日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた20戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンジョーカーから約12馬身差の2着となった。

4月11日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。