エイルリシュリュー（2020年生、母シャルロッカ）

エイルリシュリュー（2020年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ルーヴル美術館を構成する建物の一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時9歳）と交配したシャルロッカが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は松栄牧場。主な勝ち鞍は2023年の安藤勝己さん来場記念(一般C21)。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月25日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

3歳（2023年）

2月26日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月24日、中9週で迎えた5戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

11月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート800m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったオールスティールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、安藤勝己さん来場記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアユに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、山眠る特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた9戦目は、かっちゃん杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、コハクノカガヤキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月9日、中1週で迎えた10戦目は、令和6年能登半島地震被災地支援レース（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャトランジを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

1月26日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、初見月特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた12戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ニホンピロパークスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた13戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したカマンザを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。