ウインルミエール（2002年生、母ルックトゥザシー）

ウインルミエール（2002年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋光（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のSaint Ballado（当時13歳）と交配したルックトゥザシーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額3,200万円（8万×400口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月13日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、サウスオーカンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のレガシーソリッドに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月8日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

9月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。