スロベニアシチー（2000年生、母エルカーサロマン）

スロベニアシチー（2000年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「国名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時16歳）と交配したエルカーサロマンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。戦績は、中央平地31戦0勝2着1回、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は2003年のナティービット特別(C1)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にてで一口馬主が募集された。

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月7日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月1日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた11戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤士津八騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で加藤士津八騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた16戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で加藤士津八騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で加藤士津八騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったシルキーパンチにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で加藤士津八騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた19戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のケイワイサッカーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤士津八騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入り込んだ。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（2004年）

8月1日、約9か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（8戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、習志野市制施行50周年きらっと特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた26戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

5歳（2005年）

1月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月13日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた30戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた31戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた32戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、白百合賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた34戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ファビィホイップ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は横山義行騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた36戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた37戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は横山義行騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤士津八騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。