スズマジック（1984年生、母スズリンダ）

Suzu Magic

1984.06.02

スズマジック（1984年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時9歳）と交配したスズリンダが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林 仁。戦績は、中央平地12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

森末之助厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月14日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったビュウーコウに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（1987年）

1月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったモアザンモアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェントルハートを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコースタルシーをクビ差振り切って制した。

4月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（5戦2勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の札幌競馬場開設80周年記念（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蓑田早人騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（札幌ダート2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で蓑田早人騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したユートスキーにクビ差届かず2着となった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。