ユウキアヴァンセ（2001年生、母ユウキビバーチェ）

ユウキアヴァンセ（2001年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋進んだ、前進した（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時16歳）と交配したユウキビバーチェが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の糺の森特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

5月8日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月17日、中9週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウヨウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたナムラコロンブス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（2005年）

4月16日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったツムジカゼに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月15日、中3週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のミスタータダヒロを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

7月9日、中7週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフィールドルーキーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピュアブラウンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の川西特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマトスプリンターにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2005ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

5歳（2006年）

7月2日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の糺の森特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンワードランに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

8月19日、中6週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。