パラドーロ（2011年生、母マッチザピース）

パラドーロ（2011年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「サン・マルコ寺院の祭壇後ろに飾られた背障」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時17歳）と交配したマッチザピースが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般B6。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月11日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったフォーエバーモアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月19日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2014年）

3月8日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月14日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月9日、中7週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の仲秋特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のイチイの木賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったタイマツリに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったプリティエレガンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったボクノテンシに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月8日、中0週で迎えた15戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（9戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサザランディーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月1日、中1週で迎えた21戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた22戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、中脇修・照子結婚20周年記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。