スマートウィザード（2017年生、母スマートバベル）

スマートウィザード（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+魔法使い」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したスマートバベルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月1日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートバローズをクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2020年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月19日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月27日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（2021年）

3月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

10月31日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したミッキーヌチバナに半馬身届かず2着となった。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5歳（2022年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月24日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

6歳（2023年）

1月14日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

5月31日、中0週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワールドハートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月24日、中2週で迎えた21戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

11月9日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

11月19日、中0週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた24戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、JAみのり山田錦杯（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7歳（2024年）

2月22日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ルピナス賞（姫路ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトップリーチをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

2月28日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた27戦目は、がんばれ!近畿の酪農応援賞（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキーワードを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

4月10日、中2週で迎えた28戦目は、陽炎特別（園田ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた29戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクレモナを半馬身振り切って優勝

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、どこやねん!加東市!特別（園田ダート1870m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（7戦3勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた32戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた33戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、ペガスス座特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた34戦目は、霜月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。