ヤマニンアルブル（2011年生、母ヤマニンアルシオン）

ヤマニンアルブル（2011年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋樹木（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時15歳）と交配したヤマニンアルシオンが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月6日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3歳（2014年）

2月15日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月13日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた8戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のモリデンビーツを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の桜花ママ友記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4歳（2015年）

2月6日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた11戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったリードレディーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のラブメデューサを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンマルタイムを半馬身振り切って1番人気に応えた。

6月19日、中6週で迎えた14戦目は、付知峡特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた16戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ゴールドトレジャーに交わされて9馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中4週で迎えた17戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた18戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、東商テクノ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月26日、中4週で迎えた19戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のササノハサラサラをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

11月27日、中4週で迎えた20戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月16日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったトキノベラトリクスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月29日、中1週で迎えた22戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（12戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピュアモトヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

5歳（2016年）

1月15日、中1週で迎えた23戦目は、パンジー特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（13戦4勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（14戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ディアデムに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg減らして迎えた25戦目は、春和賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、好きです!笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（16戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るガンバルデュランを3/4馬身差し切って6勝目を掴み取った。

5月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（17戦5勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた28戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（18戦5勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた29戦目は、タガノジンガロメモリアル（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（19戦5勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月16日、中4週で迎えた30戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（20戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6歳（2017年）

1月13日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（21戦5勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた32戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（22戦5勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般B13 C3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（23戦5勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（24戦5勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた35戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C3b（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月24日、中1週で迎えた36戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（25戦5勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月12日、中6週で迎えた37戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（26戦5勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた38戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（27戦5勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた39戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（28戦5勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。