ディチュウ（2011年生、母ジェイケイゴールド）

ディチュウ（2011年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したジェイケイゴールドが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、地方26戦6勝2着6回。2014年の優駿スプリントトライアルで4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤川ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、RosyRacingCo.,Ltd.から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、アシスタントによって535.5万円で落札された。

橋本和男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2013年）

9月4日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオペラニシキに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったトーコーポセイドンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、オープンベルトに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリノエビスジンに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月12日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3歳（2014年）

1月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノエビスジンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

2月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたクリノエビスジン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンシャリオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマカロンショコラを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポピー特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアピアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、2号スタンドファイナル賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月1日、中2週で迎えた17戦目は、立会川駅前通り繁栄会りょうくん特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したメリーウェザーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月25日、中2週で迎えた18戦目は、ペリドット賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクレバーペガサス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中3週で迎えた19戦目は、サファイア賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のエムアイチャンドラに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2015年）

2月27日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月24日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた22戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で楢崎功祐騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた24戦目は、パール賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（11戦1勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

8月26日、中8週で迎えた25戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた26戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（13戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。