スナークリバティ（1998年生、母ウィシングフォーアスター）

スナークリバティ（1998年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時6歳）と交配したウィシングフォーアスターが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地29戦3勝、中央障害5戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベルモントファームから「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、杉本仙次郎によって1,470万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレイトブイセブンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモリアライズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月16日、中4週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2001年）

1月28日、中5週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

4月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月2日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

11月11日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の山科特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月20日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた23戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のケージーテイオーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月25日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた27戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた28戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5歳（2003年）

1月26日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーブテンダーをアタマ差制して雨中の大混戦を制した。

3月23日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月20日、約6か月の休み明けで迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6歳（2004年）

4月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた35戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。