ナリタブランカ（1997年生、母リズミカルメロディ）

ナリタブランカ（1997年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時10歳）と交配したリズミカルメロディが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田スタッド。戦績は、中央平地26戦1勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月6日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

1月16日、中0週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のマチカネベニツバキをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月25日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた10戦目は、カエデ賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コンカラーボーイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

4歳（2001年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

1月17日、中0週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、ガーベラ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（7戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

5歳（2002年）

5月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた26戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイスハンターに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

12月11日、中2週で迎えた29戦目は、神崎川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスーパーポルシェをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

6歳（2003年）

1月12日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦2勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。