アオミアロー（2000年生、母ニューポートマダム）

アオミアロー（2000年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋矢」。毛色は栃栗毛。種牡馬のアルカング（当時12歳）と交配したニューポートマダムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大橋牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2003年の紅梅賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大橋牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月14日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネマスラオに半馬身届かず2着となった。

12月22日、連闘で迎えた3戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

1月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の紅梅賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシマノラピスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

2月18日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B17 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスワローロマンを豪脚でクビ差だけ差し切って久々の一戦を制した。

3月1日、中1週で迎えた8戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスワンノユメを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。