マチカネマスラオ（2000年生、母Loot to Boot）
Machikane Masurao
2000.03.30
マチカネマスラオ（2000年3月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋丈夫」。毛色は鹿毛。種牡馬のValid Expectations（当時7歳）と交配したLoot to Bootが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地42戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の鞍ケ池特別(500万下)。
経歴
デビュー前
西園正都厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2002年）
8月10日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。
9月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
9月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。
10月19日、中4週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ビッグダイヤにクビ差交わされて2着となった。
11月10日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。
11月30日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたリーピングキャット決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
12月14日、中1週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のアオミアローを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。
3歳（2003年）
3月15日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
3月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。
4月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったラブイズラッシュにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。
5月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったベレノスからクビ差の2着に甘んじた。
6月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。
7月20日、中5週で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。
9月6日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
9月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。
4歳（2004年）
3月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、マヤノジャハーンに3/4馬身交わされて2着となった。
3月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。
4月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。
5月22日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。
6月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（10戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。
8月15日、中8週で迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。
8月29日、中1週で迎えた22戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月3日、中4週で迎えた23戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。
10月30日、中3週で迎えた24戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。
11月13日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
12月25日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。
5歳（2005年）
3月5日、中9週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマイネルオクテットをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。
4月3日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。
5月15日、中5週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月14日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、メイショウブンゴにハナ差交わされて2着となった。
12月18日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井学騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
6歳（2006年）
3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井学騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。
5月13日、中9週で迎えた35戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。10着に敗れた。
7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。
9月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥取特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。
10月21日、中5週で迎えた38戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
11月11日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。
7歳（2007年）
2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
3月24日、中6週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（11戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。
6月2日、中9週で迎えた42戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。