マイネルオクテット（2001年生、母マチカネナナエヤエ）

マイネルオクテット（2001年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋八重奏、八重唱」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時8歳）と交配したマチカネナナエヤエが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地31戦1勝2着2回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エムエム、ヤマダファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって735万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月26日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のソロンキセキをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3歳（2004年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、6着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小野次郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小野次郎騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

9月26日、中3週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（10戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（11戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた14戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

4歳（2005年）

1月30日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

3月5日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマチカネマスラオにクビ差届かず2着となった。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したオメガスピリットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（12戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（14戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（15戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月11日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

5歳（2006年）

4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（16戦1勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、豊年特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた34戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦のJBCカウントダウン20錦秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、JBCウイークオープニング賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩城方元騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた37戦目は、カトレア賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岩城方元騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた38戦目は、師走特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩城方元騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた39戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた40戦目は、埼玉セルプ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。