グランプリペガサス（2002年生、母ホワイトトルネード）

グランプリペガサス（2002年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ペガサス」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したホワイトトルネードが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、グランプリによって6,825万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパンデミックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月2日、中7週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月21日、中6週で迎えた4戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2005年）

6月19日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

11月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

4歳（2006年）

1月5日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月25日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

10月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず最後はレオソレイユと並んで8着同着となった。

11月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ニシノゴードンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2007年）

2月4日、中6週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワインパクトを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月27日、中3週で迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスナークエベレストをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた21戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6歳（2008年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

7月20日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

9月20日、中8週で迎えた24戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

11月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のインディアトロフィー（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7歳（2009年）

1月17日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。