メリーイベンター（2006年生、母ソルヴァラ）

メリーイベンター（2006年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「祝う＋催し物を企画、実施する人」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したソルヴァラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方33戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年のミルクカップ(一般C12)。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月27日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

12月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3歳（2009年）

2月14日、中8週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月21日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

8月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、シベリアンアローに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したピーチパトラを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4歳（2010年）

1月6日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドミネーションに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、アメジスト特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月8日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、祝!裕一・里奈結婚記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で湯前良人騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はサンマルリーフと並んで1着同着となった。

4月29日、中3週で迎えた21戦目は、れんげ特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で湯前良人騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で湯前良人騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で湯前良人騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のれんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で湯前良人騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で湯前良人騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で湯前良人騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、スプリングモナに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、ぎふ清流国体ミナモカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で湯前良人騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したホウオウを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた28戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、NAKさんお誕生日記念（笠松ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦の哲紀・紀子燃えよ結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のクラリネットポルカを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

9月9日、中2週で迎えた30戦目は、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったファンタジーグレーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた31戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローヤルマーチに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月13日、中2週で迎えた32戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた34戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた36戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（15戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったグッドメロディーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた37戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（16戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた38戦目は、笠松イケメン3頭衆記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（17戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオートレンゲルに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

1月20日、中1週で迎えた39戦目は、端月特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（18戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた40戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（19戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた41戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた42戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は湯前良人騎手（20戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。