ナリタウイナー（1987年生、母チユウオーマリヤ）

ナリタウイナー（1987年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時7歳）と交配したチユウオーマリヤが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

5月5日、デビュー戦は清水英次騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は420kg。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で清水英次騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で清水英次騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で清水英次騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた8戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマリエをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月10日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の摺上特別（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4歳（1991年）

3月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた12戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、礼文特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、幌向特別（岩見沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた16戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ミルクランド特別（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月12日、中7週で迎えた17戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三小田幸人騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三小田幸人騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤスノタッチから1馬身半差の2着となった。

12月21日、中3週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1992年）

1月13日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクトスマイルから2馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のロマンロードに半馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

3月29日、中2週で迎えた26戦目は、松岡重己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡重己騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のニッセイハンズに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月22日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。