キングロイ（2011年生、母ウインヴィーナス）

キングロイ（2011年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したウインヴィーナスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2六。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた2戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトほうせんか特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したショッキングコートに3/4馬身届かず2着となった。

11月16日、連闘で迎えた7戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーミアマルフィを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルスコープを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月28日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルスコープにハナ差届かず2着となった。

3月23日、中9週で迎えた14戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコスモプランタンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2五六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカイトウショウジョに半馬身届かず2着に敗れた。

7月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた17戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。