モナ（2003年生、母ミルフィーユ）

モナ（2003年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「希望（エジプト語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したミルフィーユが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦3勝2着1回。2006年のユングフラウ賞(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

11月23日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイランドグリーンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のシーサイドホープ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2006年）

1月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の福寿草特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったグリーンベイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグリーンベイに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

3月18日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

4月26日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

10月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4歳（2007年）

1月2日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のニューイヤー特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデザートコールをクビ差だけ差し切って優勝

3月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般B3三（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた15戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた16戦目は、羊山特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。