ナムラリンドウ（1990年生、母ナムラマイヒメ）

ナムラリンドウ（1990年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のミュゲロワイヤル（当時5歳）と交配したナムラマイヒメが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月8日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマチカネダンテに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（1993年）

6月20日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた5戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったヌーブリエパに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた9戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチョウカイマドンナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノアンナを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は松本達也騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。