チョウカイマドンナ（1990年生、母フオーワンスンマイライフ）

チョウカイマドンナ（1990年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミホシンザン（当時8歳）と交配したフオーワンスンマイライフが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着9回、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の背振山特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月6日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、抜け出したメイショウマサカドを差し切れず、5馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヤマニンファントムにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3歳（1993年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、タニノビッグネームに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロマンフルーブにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヤーチャイカにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月25日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ナムラリンドウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月2日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンキャサリンに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったトーワダーリンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（1994年）

1月29日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小谷内秀夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のワンダーワーロックをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の八女特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月27日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、キオイスマートに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月1日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したネオチャイムズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（9戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（10戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（12戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（1995年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、中京スポ杯（中京(地)芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤママーガレットからアタマ差の2着に惜敗した。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、紅バラ特別（名古屋ダート1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた29戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた30戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた31戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月30日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた33戦目は、三重県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた34戦目は、鈴木真一騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1996年）

1月2日、連闘で迎えた35戦目は、ニューイヤー特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木真一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月5日、中4週で迎えた36戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた37戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。