ビービープライド（2002年生、母イシノステファニー）

ビービープライド（2002年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイシノサンデー（当時9歳）と交配したイシノステファニーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、地方29戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の大磯宿特別(一般B2二 B3一)。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

7月14日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のソンゴクウに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのジャングルポケット賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのタニノギムレット賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のブリリアント特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦の若武者特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、モエレマジックオーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のシクラメン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカイソクマッハをアタマ差振り切って勝利をモノにする

3歳（2005年）

1月12日、中2週で迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた8戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックソードに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月2日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のエフケータイガーに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったブルーマルゼンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2007年）

1月1日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた15戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月2日、中4週で迎えた16戦目は、一般B3（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマテプログレスに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月22日、中2週で迎えた18戦目は、桜草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、マイティマインにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた20戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったローリンサーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシー特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた22戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、スターライト特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6歳（2008年）

1月3日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、春眠特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、エースオブタッチに交わされて1馬身差の2着となった。

5月23日、中4週で迎えた27戦目は、小田原宿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のコックスグリーンを3/4馬身振り切って6勝目を手にした。

6月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、大磯宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のヤマノショウリュウをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月15日、中3週で迎えた29戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。