プリマダンサー（1996年生、母ミュゲルージュ）

プリマダンサー（1996年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時12歳）と交配したミュゲルージュが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦3勝。主な勝ち鞍は2000年の仁山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月30日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のセットミーフリーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着を確保した。

3月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテンシノウタをハナ差振り切って制した。

5月1日、中7週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

10月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4歳（2000年）

6月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の葉山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のソウルスピリッツに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた10戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。