トーセンマルコ（2018年生、母ハイランドダンス）

トーセンマルコ（2018年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンブライト（当時17歳）と交配したハイランドダンスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2021年の処暑特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月10日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

2月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月1日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったヴォーグマチネに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月22日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸田恭介騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したサンライズボルトにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月3日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で丸田恭介騎手（8戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るハリケーンメファを鮮烈な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月28日、中4週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、招き猫特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったチャンプタイガーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦の天秤座特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタウィーク賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマシンガンを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

4歳（2022年）

1月20日、中7週で迎えた16戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の祝月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったボナヴィーゴにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゾディアックレーヴを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月23日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のアルプス特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた19戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、天皇杯連覇おめでとう記念（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた21戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月12日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、川崎競輪の絶対エース!郡司浩平記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5歳（2023年）

11月10日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた23戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、おいしくお茶を飲みま賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた24戦目は、黄葉賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。