グラティテュード（2005年生、母マーゴーン）

グラティテュード（2005年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「感謝の気持ち」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したマーゴーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方20戦5勝2着1回。2009年の三国群英伝朱雀オープン記念(一般C26 牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月29日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2009年）

1月6日、約14か月の休養明けで迎えた3戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定オープンの三国群英伝朱雀オープン記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラブリザードを豪脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月9日、中4週で迎えた8戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンドチャーミングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリームサシに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で筒井勇介騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、エムズドリームに交わされて2馬身差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、立秋特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で筒井勇介騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデビューアルバムに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で筒井勇介騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中8週で迎えた18戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から29kg増やして迎えた19戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアンサーファイトを半馬身振り切って5勝目を手にした。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず最後はベルコットムーンと並んで4着同着となった。

6月19日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、最後はグラステクニックと並んで3着同着となった。