ミヤジコクオウ（2017年生、母エミネントシチー）
Miyaji Kokuo
2017.03.13
ミヤジコクオウ（2017年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+国の王」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したエミネントシチーが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。2020年のレパードステークス(G3)で2着に入った他、2020年の鳳雛ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
当歳のとき、WingFarmから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、WingFarmから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、曽我司によって2,268万円で落札された。
川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
11月9日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンライズホープを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。
12月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングダムウイナーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（2020年）
1月19日、中5週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのネモフィラ賞（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンナデシコを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。
3月28日、中9週で迎えた4戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。
5月24日、中7週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のダイメイコリーダに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。
7月8日、中5週で迎えた6戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。
8月9日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したケンシンコウを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
12月20日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。
4歳（2021年）
1月10日、中2週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。
2月6日、中3週で迎えた10戦目は、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。
2月27日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。
3月21日、中2週で迎えた12戦目は、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。
4月18日、中3週で迎えた13戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。
5月22日、中4週で迎えた14戦目は、G3の平安ステークス（中京ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。
6月13日、中2週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンライズホープに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
10月16日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。
11月28日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。
5歳（2022年）
1月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。
1月23日、中1週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。
2月5日、中1週で迎えた20戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。
3月6日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。
5月1日、中7週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。
7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。
11月20日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。
12月28日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
2023年1月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。