アドマイヤテイオー（2002年生、母ロストインラヴ）

アドマイヤテイオー（2002年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋帝王」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時18歳）と交配したロストインラヴが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,100万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月19日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったサンマルシングラーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったロードオリオンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネトシハーベストを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月4日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルクバニヤンに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2007年）

6月23日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月23日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6歳（2008年）

2月9日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、松浦川特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギオンパワーに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、大分川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。