イッツソーファイン（2006年生、母キャッチアップ）

イッツソーファイン（2006年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いいです」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時21歳）と交配したキャッチアップが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦4勝。主な勝ち鞍は2009年の福山・高知連携対潮楼シリーズ二戦。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月28日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアカシア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月5日、中3週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた9戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E9（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るモハチビスティーを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアタゴコマンダーを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福山・高知連携対潮楼シリーズ二戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトーラムをクビ差制して3勝目を掴み取った。

12月6日、中2週で迎えた13戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、南関東LJCC第2戦（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、おめでとうFD特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモティフを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2010年）

1月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、かんば餅特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（5戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般E1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般D5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般D7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた20戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森井美香騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月13日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（7戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。