モハチビスティー（2004年生、母シダメルヘン）

モハチビスティー（2004年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したシダメルヘンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は泊寿幸。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方33戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、泊寿幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、泊寿幸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、備前屋によって283.5万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月15日、デビュー戦はL.イネス騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったアサクサキングスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2007年）

2月17日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

5月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、6着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリールボルケーノに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月23日、中6週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4歳（2008年）

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月12日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた13戦目は、中地雄一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5歳（2009年）

2月1日、中9週で迎えた14戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、であい博に感謝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた15戦目は、エステック特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスペシャルリーズンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた17戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のローテクロイツを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、五台山特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般E9（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、イッツソーファインにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、ビバックス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハワイアンシェーナに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月6日、中2週で迎えた21戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカルストントップオに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中3週で迎えた22戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた23戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、南関東LJCC第2戦（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月31日、中2週で迎えた24戦目は、年忘れ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトウショウエルストに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6歳（2010年）

1月12日、中1週で迎えた25戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた26戦目は、貴章いい日旅立ち特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったピクチャーオブユーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタグロッキーに2馬身の差をつけて制した。

3月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた29戦目は、一般E1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、土佐茶特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったハワイアンシェーナに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた31戦目は、フラフ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプマドールを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスパイシーガールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトサキャロルに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月10日、中1週で迎えた36戦目は、土佐の宵まつり特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた39戦目は、山口吉久記念特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた41戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、香南市刃物まつり特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた42戦目は、スペシャリスト特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は中地雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた43戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。