ハワイアンシェーナ（2006年生、母メス）

ハワイアンシェーナ（2006年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名より連想＋劇唱」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したメスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田寛治。戦績は、中央平地13戦0勝、地方25戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の福山・高知連携勝海舟シリーズ二戦(一般C4)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、武田寛治から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、武田寛治から「セレクトセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、武田寛治から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月17日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月2日、中9週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3歳（2009年）

2月3日、中8週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月28日、連闘で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

10月17日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ビバックス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモハチビスティーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月23日、連闘で迎えた16戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミーガンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた18戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般Eニ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアーリーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた20戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、南関東LJCC第2戦（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた21戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したネヴァークラフトにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた24戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、一般E2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた25戦目は、一般E3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒトリューブンに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

2月26日、中2週で迎えた26戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般E1（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた27戦目は、一般Dニ Eイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ヒトリューブンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月13日、連闘で迎えた28戦目は、一般E1（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般E1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、土佐茶特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモハチビスティーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月2日、中1週で迎えた31戦目は、福山・高知連携いろは丸シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のミスジョージに1馬身半の差をつけて制した。

5月29日、中3週で迎えた32戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携明光丸シリーズ二戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた33戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ十戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた34戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携魚屋万蔵宅シリーズ五戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウノコーチをアタマ差制して勝利を手中に収めた。

8月8日、中2週で迎えた35戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携よさこいシリーズ第一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた36戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携勝海舟シリーズ二戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のモナクカバキチに1馬身の差をつけて7勝目を収める

11月6日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた38戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、加賀鶴仙渓賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。